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SDGsプレゼン大会in台南リポート⑤

最終日となった7月5日(土)は、ハードだった日程の疲れを癒やすため、ゆっくりと朝の時間を過ごしました。出発まで少し余裕があったため、生徒たちはガイドさんに案内され、ホテルから徒歩10分ほどの地元のスーパーへ向かいました。

道中、通り沿いに見かけたのは、観察院と呼ばれる台湾の独立機関の庁舎。政府の監視機能を担うこの施設は、かつての旧台北州庁舎であり、日本統治時代に建てられた建築がそのまま保存されています。こうした建物は台南をはじめ、台湾各地に数多く残されており、台湾の近代史と深く関わっています。

スーパーでは、前日の台北101での買い物では足りなかったのか、生徒たちはカゴいっぱいにお菓子や雑貨を詰めていました。ホテルに戻った後は、荷物の整理に悪戦苦闘しながらも、どうにかスーツケースに収め、出発準備を整えました。

11時過ぎ、電車で桃園国際空港へ。ガイドさんのサポートでスムーズにチェックインを済ませ、名残惜しさの中、ここでガイドさんとお別れ。保安検査も無事通過し、台湾での最後の食事を楽しんだのち、飛行機は予定より少し早く離陸。午後6時ごろに福岡空港へ到着しました。その後、学校のマイクロバスで移動し、午後8時半には無事に学校へ帰着。迎えに来ていたご家族と再会し、生徒たちの表情には安心と満足がにじんでいました。

この5日間は、生徒たちにとって一生の思い出に残る、かけがえのない経験となりました。アジア各国の高校生の前で英語で自校の取り組みを発表し、国境を越えた友情を育み、台湾の文化・歴史に触れ、台北のような大都市で世界の“今”を感じることができました。

この経験が、今後の彼らの人生において大きな糧になることを信じています。参加した皆さん、本当にお疲れさまでした。