
12月5日(金)で、機械科3年生の課題研究の時間に、知財力開発校支援事業の一環で株式会社 池松機工様よりマシニングセンタの技術指導全5回が終了しました。
3回目は、ツーリング交換・工具長測定・材料クランプとバイスの使い方について学びました。1本の工具を使用するためにさまざまな測定や設定等を行う大変さが理解できたと思います。1本でも大変なのに、現場では何十本の工具をセットするために1日がかりで行うこともあるそうです。
4回目は、機械原点とワーク原点の座標について学びました。座標にも種類があり、この座標を間違えると図面通りの製品は作れないことが理解できたと思います。
5回目の最後の授業では、樹脂の材料に「開新」と刻印する作業を行いました。まず材料の位置の座標を機械に認識させるために芯出しという作業しました。プログラムは準備されてものを使用し1枚の樹脂にそれぞれが、座標をずらしながら「開新」と切削していきました。正確に工具が動いているかを確認しながら慎重に作業を行いました。全てのプログラムを作成するところまではいきませんでしたが、全員で協力しながら真剣な顔つきで加工することができ、完成した時には笑顔を見ることができました。
全体を通して、マシニングセンタのことを学ぶことができたのは勿論のこと、会社の現場では、安全第一で作業を行い、また1人で働くわけでなく相談や注意点を確認し合いながら協力して働かなくてはならないことも理解できたようです。